VinoPedia

DOCG Chianti Classico

DOCG キャンティ・クラッシコ

DOCG キャンティ・クラッシコ (Chianti Classico)
                                                                                       
ワインのカテゴリー
主なブドウ品種 サンジョヴェーゼ80%以上。黒ブドウの土着品種もしくは国際品種20%以内。
DOCG昇格年 1996年
生産規定 法定熟成期間はアンナータは12ヶ月以上、リゼルヴァは24ヶ月以上、グラン・セレツィオーネは30ヶ月以上。
ブドウ総作付け面積 10,000 ha
生産量 5.455 ha

卓越したテロワールが引き起こしたワイン事情

「キャンティ」は日本でも馴染みのあるイタリア赤ワインの一つです。しかし、「 キャンティ」と名の付くDOCGは現在「キャンティ」と「キャンティ・クラッシコ」という2銘柄があって違いが分かりづらく、時折混乱が生じます。キャンティ・クラッシコDOCGの生産地域はトスカーナ州のフィレンツェとシエナの間に広がっています。大きく9つのコムーネに分かれており、エリアの総面積は70,000ヘクタール。そのうちほとんどが森林で、ブドウ畑の総面積は10,000ヘクタールのみです。実は、このエリアはスーパータスカンの誕生地でもあります。1980年代以降、キャンティ・クラッシコのワイン法規定に囚われないスタイルのアイテムがこの地域でも次々と登場しました。それらはワインガイド誌で高い評価を獲得し、この地がいかに卓越したテロワールであるかを物語っています。土壌は泥灰土(ガレストロ)や粘土、石灰石が入り組んでいて、大陸性気候の雨が少ない地域です。こういった土壌や気候の特性、様々な標高の高さ(150m~700m)などの影響を上手く利用することで、大変高品質なワインが生産されています。

top_btn