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DOCG Vino Nobile di Montepulciano
DOCG ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノ
                            | 州 | |
|---|---|
| ワインのカテゴリー | 赤 | 
| 主なブドウ品種 | プルニョーロ・ジェンティーレ(サンジョヴェーゼ)主体 | 
| DOCG昇格年 | 1980年 | 
| 生産規定 | 法定熟成期間は24ヶ月以上(うち木樽熟成12ヶ月以上)、リゼルヴァは36ヶ月以上(うち木樽熟成12ヶ月以上)。 | 
| ブドウ総作付け面積 | 1.087 ha | 
| 生産量 | 49.508 hl | 
モンテプルチャーノの高貴なワイン
銘醸地トスカーナ州を代表する赤ワインの一つで、長い歴史を持つ誇り高い銘柄です。1350年頃にはワイン造りの規定が作られ、そこには取引と輸出に関する条項も含まれていました。1980年に最初にDOCGとなった4銘柄のうちの一つであり、古くから格の高さが認められていました。ブドウ品種はプルニョーロ・ジェンティーレ(サンジョヴェーゼ)を主体とし、補助品種のブレンドが認められています。スミレ、赤い花、クローブやナツメグといった黒系スパイス、キノコ、イチジク、プラム、腐葉土などの複雑で華やかな香り。味わいには程よい酸味とミネラル、タンニンが感じられ骨格がありますが、主張しすぎない控えめさが気品高い印象を与えています。トスカーナ州の中でも生産エリアが内陸に位置するため大陸性気候となり、標高が高く冷涼で、土壌は粘土質と砂質であるという特徴が、サンジョヴェーゼを主体する他の銘柄との対比を生み出していると言えます。2020年における生産量の78%は輸出されており、主要国はドイツ(43%)、次いで、アメリカ(22%)、スイス(14.5%)となっています。